2022年6月12日(日)つくばラジコンアリーナ オフロード グランプリコースにて、3年ぶりとなる『2022 G-FORCE COMPETITION CUP』を開催致しました。今回はつくばラジコンアリーナのラウンド・オフロードレースとの併催で行い、合わせて145台ものオフロードカーが集結!大変賑やかで盛大なイベントになりました。
レースの合間には、ジーフォースからの重大発表として、オフロードカー『GENOVA』と、オンロードカー『ALF』の発売決定の発表を執り行いました。
クラシック オフロードクラスでは、川尻哲生 選手が絶好調で予選トップを獲得、その速さは決勝でも変わらず、トップでフィニッシュを決めた。
◆クラシック オフロード クラス のリザルト
https://www.myrcm.ch/myrcm/report/jp/64341/289394
◆クラシック オフロード クラス TQ&優勝
【川尻哲生 選手へのインタビュー】※TQ=予選1位
Q:今回のレースでの主なセッティングのポイントを教えてください。
A (川尻):シュマッカーCAT XLは、とにかくサスが良く動くので、ハイサイド (横転) 対策を重点的に行いました。
対策1:タイヤをグリップの高いものから低いものへ変更
対策2:ダンパー長を詰めて車高を適正化するなど
又、ローパワーなので、なるべくコーナーを小さく走りたく、ハイサイドを抑えながら小さくクルッと向きを変えるため、リヤのトーインとバンプステアの量を細かく煮詰めました。
他には、2連ジャンプは飛ばない前提としていました(壊したくないので)。
ジャンプを小さく飛ぶ場合には、前後のピッチング量が大きくなるので、4輪をバランス良く着地させることと、すぐに真っ直ぐ加速出来るように、ダンパーの固さの調整と、タイヤをパンパンに張って跳ねないようにインナースポンジで調整しました。
バッテリーはジーフォース 3800リポを使用しました。
Q:GFCCに参加しての感想は?
A (川尻):U20000で正美さんと同じヒートを走れただけでも感無量でした。
前日のように決勝でもバトルしたかったです (正美さんが後ろから上がって来たら待ちうけるつもりでいました (笑)。
この度のGFCCへの参加は、昨年スカイホビーさんでの正美様との出会いの辺りから流れがあったように感じます。
そして日本がバギーブームに沸いていた80年代のレースと同じ香りがGFCCにはしましたし (正美さんがタミヤ車で出てくれた所も大きいと思います)、あの頃と同じ表情をしたラジコン仲間と出会えて本当に幸せな時間でした。
「敗者がいるから勝者がいる」この言葉を胸に置いて戦ったつもりです。本当にありがとうございました! 以上
川尻選手使用車:Schumacher CAT XL
YouTubeで公開している【正美 U20000 チャレンジ企画】もいよいよ大詰めとなり、広坂正美がレースに参戦、その熱い走りに来場された皆さんは釘付け状態でした。
このクラスでは、予選でトップタイムを出した広坂選手でしたが、決勝では特別ルールで最後尾からのスタート、トップ争いを繰り広げるまで追い上げて大いに盛り上がりましたが、最終ラップで痛恨のクラッシュで後退、U20000クラスの優勝は、浅野優一郎 選手となりました。
◆U20000 オフロードクラス のリザルト
https://www.myrcm.ch/myrcm/report/jp/64341/289393
◆オフロード U20000クラス 優勝
【浅野優一郎 選手へのインタビュー】
Q:主なセッティングやマシンの仕様を教えてください。
A (浅野):使用オプションパーツとメカを紹介します。
タミヤ ファーストトライ TT-02B
フルベアリング
OP.1539 TT-02B ターンバックルオールセット
OP.927 DF-03 セッティング スプリングセット
SP.477 24T・25T AVピニオン
SP.592 5mm ピロボール (10個セット)
SP.1000 ハイトルク サーボセイバー (ブラック)
OP.1550 TT-02 ローフリクション 3×18mm 段付ビス (2本)
BLACK SILICON RING (P3/MEDIUM) 8pic
プロポ:サンワ M17
受信機:サンワ RX-472
ESC:G-force BLC50
サーボ:サンワ PGS-LH
バッテリー:7.4V 3800mAh ショートリポ(前寄せ)
バッテリートレイには50gの真鍮ウエイトを敷いています。
Q:今回のレースでの主なセッティングのポイントを教えてください。
A (浅野):タイヤと車高です。
タイヤはレース当日は雨の影響からか、キット標準タイヤが運転しやすくそれを使用しました。
車高は前日練習はキット標準から低めの方向で練習していましたが、ジャンプでの底つきの不安定感から、車高を上げる方向に調整した結果、ミスなくジャンプ、着地出来るようになりました。
予選からレースに掛けて、とにかくミスをしない、転倒させないことを心がけて走行させたこと、広坂選手のリバースグリッドや、予選上位選手の転倒などのラッキーも重なり優勝することが出来ました。
Q:GFCCに参加しての感想は?
A (浅野):つくばラジコンパークでの走行も今回初めてで勝手がわらかず緊張しましたが、社長様以下スタッフの皆様がレースのこと、自社パーツのこと、細かな質問等も親切に対応してくださり安心してレースを楽しむことが出来ました。有難うございました。
次回もぜひ予定を合わせて参加させて頂ければと思います。
TT-02Bに関して、ほぼノーマルに近い状態にも関わらず世界の谷田部のグランプリコースを二日間、土曜日の事前練習 (4パック) と日曜日 (4ヒート) を無事に走り切ることができました。
TT-02Bって低価格で良く走る、本当に良いクルマだと改めて感じました。
同様に今回初めて使用した G-FORCE製 BLC50 ESCについては、低価格ながらプログラミングで走行特性も変えられて、スピードも出せる良いESCだな、と思いました。
準レース用、公園バギー用など、今度幅広く導入していけたらと思います。
結果はともかく、伝説の世界チャンプ 広坂正美 選手と予選ヒート2回と決勝で計12分も一緒に走れて感動しました。
広坂選手は一体何の冗談か?!と思うほど速かったです!! 以上
浅野選手使用車:TAMIYA ネオスコーチャー
◆オフロード U20000クラス TQ
【広坂正美 選手へのインタビュー】
Q:事前に公開していたセッティングから、変更したところがあれば教えてください。
A (広坂):バッテリーはショートリポのDYNA3800を使用しました。これで60g軽くなりスピードが上がりました。
他はフロント キャンバーをマイナス2度、リヤ キャンバーをマイナス1度、フロントを弱トーアウトにして、よりコーナーで曲がるようにしました。
それからダンパーのネジを締め込み過ぎていて動きがしぶくなっていたので緩めました。
Q:次回に向けて試したいことはありますか?
A (広坂):自分にとっては、フロントの舵角量が少なかったので、ユニバーサル ジョイントがあれば試したいです。又リヤダンパーのセッティングとインナースポンジを色々試したいです。
Q:初めてGFCCに参加した感想は?
A (広坂):お金をかけられないクラスと、旧車しか出られないクラスだけでしたので、普段のレースと全く違う雰囲気でした。特に「何時に現地入りすればレースに出られますか?」と問い合わせてくる方がいたり「4日間練習に通いました」という人がいたり、雰囲気を楽しまれる方や、勝つために本気で出場する方など、まちまちでしたが、皆さん目を輝かせて参加されていたのが印象的でした。
自分はタミヤさんへ車を買いに行き、自分で作った車でレースに出ましたが、レースの前日より、小寺海飛さん (オフロード全日本チャンピオン) のメカニックをされていた小寺お父さんが、私の車の面倒をみて下さり大変助かりました。お陰で僕の車は見違えるように速く走れるようになりました。
今回は参加人数に制限があったので、参加したくても出られなかった方が多くおられたことが唯一残念です。次回は参加したい人が皆さん集まれて、もっと賑やかに開催出来れば嬉しいです。以上
広坂正美使用車:TAMIYA ネオスコーチャー
当日に会場で重大発表が行われ「GENOVA」「ALF」の2車種のリリースが発表されました。
大会の最後には恒例のじゃんけん大会で盛り上がる参加者一同。
皆様のご協力、そしてヨコモ様のお力添えにより、イベントは無事滞りなく開催することができました。
また次回開催に向けて準備を進めていきますので、今後共ジーフォースを宜しくお願い致します。