アルフは、後に【生ける伝説】と呼ばれるほどの絶対王者となった広坂正美がRCカーの全日本選手権参戦時から使用し始め、初の全日本チャンピオンになるまでの約5年間、共にレースで戦った伝説の原点となるクルマ。 シャーシ、アッパーデッキ、サスアーム等、車体を構成する大半の部品は正美の父、広坂正明の手作業によって作られた。FRPやポリカーボネートの板材から、ノコギリで一つ一つを切り出し、ボール盤で穴を開け、部品をすり合わせ1台のクルマとする。地道で複雑な工程のため、1台を作る労力と時間は想像を絶するものであった。 なぜ手作りにこだわったのか?それは兎にも角にも勝つためであった。父と正美にはチャンピオンを獲るという明確な目標があり、そのための方法論として父、正明は「チャンピンになるには、市販品より優れたものでなければ勝てない」と考え、市販品を凌駕する究極の高性能を目指しアルフを設計、製作した。 そのアルフをもってしても全日本選手権制覇は簡単なものではなく、幾度と涙をのんでいたが、毎年のようにブラッシュアップされ、驚異的な速さを発揮するようになったアルフとともにチャレンジすること5回、1986年にようやく全日本チャンピオンの座を獲得。 後の「生ける伝説」もこの時ばかりは放心状態だったとのことで、記憶らしい記憶は残っておらず、父の喜ぶ姿だけを鮮明に覚えているという。 広坂親子にとってアルフは原点であり、そして頂点へ導いてくれたマシン。 そのアルフが40年の時を経て甦る。
「アルフは量産車ではない」全てのスペシャリティがこの一言にある。当時と同じく、広坂正明が設計しハンドメイドによって仕上げられる、1台として同じものの無い究極のプロトタイプ。そして広坂正美本人以外には、どれだけ頼まれても塗装されることの無かった百武デザインによる門外不出の正美カラー。
シャーシもボディもまさに現代のアルフと呼ぶにふさわしい。最も初期のType-1をベースに40周年を記念したリファインを加えた、最古にして最新のスペシャルモデル。
ALF2022のために広坂正明がイチからデザイン、1枚1枚手作業で切り出されるメインシャーシは当時と同じく鮮やかなレッドに。走行特性への配慮にも抜かりはなくデザインと機能性を高いレベルで両立。
アーム類やアッパーデッキなどはそのひとつひとつがポリカーボネイトから切り出され加工されたハンドメイド。シャーシとして組立てられる際には、広坂正明に本人によって全てのパーツのすり合わせが行なわれ、各部のクリアランスや可動域などが調整・適正化される。
ボディはカット・塗装済。塗装は広坂正美のペインター百武氏にる正美カラー。これまで広坂正美本人以外には決して塗装されることの無かった【百武氏による正美カラー】のボディがALF2022と同じく33枚のみ用意される。
アッパーシャーシブレースや前後ナックルなど、削出しアルミパーツはゴールドアルマイト仕上げ。ビス類はゴールドメッキ仕様。シャーシ全体のプレミアム感を高め、ルックスをグッと引き締める。
当時を再現したホイールはコストを度外視したナイロン樹脂からの削り出し。往時の雰囲気を感じさせるデザインながら抜群の強度と精度を両立。タイヤは広坂正美が多くのサンプルからテストし決定したもの。当時に合わせた前:44mm/後:48mmへのサンディングと接着を広坂正美が担当。
シャーシの組立て加工の他、サーボやESCなどメカ類も搭載・接続済み。送受信機を用意するだけで即走行可能。当時のままにデザインされたサーボマウントはG-FORCE製 GDS-0812に最適化された専用設計。ESCとモーターのワイヤリングやコネクタのハンダ付けも広坂正明の手で仕上げられる。
BLC50 MASAMI EDITIONをベースとし、ヒートシンクをグリーンアルマイトに。搭載されるモーターに合わせ出荷時プログラムは21.5T用。ALF本体に搭載される物のみ、全世界に33台限りのスペシャルモデル。
ALF2022専用の21.5Tモーターには、広坂正明本人を表すイラストのレーザー刻印が施される。ESCと同じ専用のグリーンアルマイト。こちらも車体と同様、世界限定33個のみ。
昨今の1/12事情に合わせた薄型ショートバッテリー。鈍い光沢を放ち重厚感のある専用デザインのラベルを貼り付け。バッテリーは7.6VのHV、3500mAhの大容量。パワフルで走行が伸びやかな走りを可能に。
全長 | 330mm |
全幅 | 170mm |
全高 | 90mm |
ホイールベース | 200mm |
フロント ドレッド | 140mm |
リヤ トレッド | 130mm |
タイヤ幅/径 | フロント 25/44mm リヤ 37/48mm |
サーボ | ジーフォース GDS-0812デジタルサーボ |
モーター | ジーフォース MASAAKI仕様 限定モデル |
スピードコントローラー | ジーフォース MASAAKI仕様 限定モデル |
バッテリー | ジーフォース MASAAKI仕様 限定モデル |
ボディ | KAWADA製 1/12軽量ザウバーメルセデス TYPE-AD 百武デザイン塗装 |
全備重量 | 750g |
走行に必要なもの | 受信機、送信機、充電器(バッテリー充電用) |
販売価格 | ¥330,000(税込)33台限定生産 |
330,000円
33台限定生産
2022年7月15日(金) 12:00〜8月19日(金) 17:00
※予定数に達し次第終了
2022年12月発送予定
※生産状況により遅れる場合があります
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※アフターパーツ販売や修理等はRCショップひろさかで行います。
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